企業の情報システムの発展 3
アメリカで世界最初の真空管式コンピュータ「ENIAC」が、エッカート、モークリー両博士の手によって発明されたのは1945年。
そして1955年には、日本に初めての商業用コンピュータとして、東京証券取引所と野村證券に「ユニバック120」が導入されました。
1960年代には日本でもEDP(エレクトロニック・データ・プロセッシング=電子計算処理)ブームが起こり、大企業ではコンピュータ導入が盛んになります。
コンピュータが高嶺の花だった中堅・中小企業向けには、地域や企業グループで共同の計算センター設立も活発となりました。
コンピュータが神様だった時代です。
70年前後になると、MIS(マネジメント・インフォメーション・システム=経営情報システム)ブームが起きます。
MISは、アメリカでのブームがそのまま輸入される形で始まりました。
経営情報システムでデータを集積すれば、そのデータベースに基づき効果的な意思決定ができて競争力がつく、と考えられたのです。
ビジネスマンの間では、この神の道具を自分の手にするためにと、FORTRAN、COBOLといった高級プログラム言語の勉強が流行しました。
さらには、MISから発展したDSS(デシジョン・サポート・システム=意思決定支援システム)にも関心が高まりました。