企業の情報システムの発展 5
技術革新の進展によって、コンピュータの低廉化が進むと、中小企業にも小型の汎用コンピュータや、事務計算に特化したオフコン(オフィス・コンピュータ)が普及しました。
また、技術計算やライン制御に適したミニコンが、メーカーに浸透していきます。
特にミニコンは、世界的にもアメリカのDEC(デジタル・エクイップメント)が、70年代後半から80年代前半にかけて急成長を果たし、「ミニコンのIBM」の異名を取ったほどでした。
一方、先進的な企業ユーザーでは、オンライン・システムの開発が盛んになりました。
本社の中だけの情報処理では飽き足らず、地方の工場や支店からもオンラインでデータを集め、情報処理の効率を高めようという狙いでした。
国内で最も先進的でシステムの規模も大きい銀行界では、第一次オンラインから第二次オンラインへと展開しました。
銀行のオンラインは、東京オリンピック(64年)の際に各競技会場の結果を集計するために、日本で初めて初歩的なオンラインが使われたのを見て、銀行への応用が考えられるようになったと言われています。