国際的な食糧問題 2
飢餓と栄養失調を防ぐために、被害国は外貨の多くを食糧輸入にまわしました。
商業輸入および食糧援助が必要量あったとしても、本報告の附属において詳述したとおり、食糧を自給自足している遠隔地において、深刻な栄養失調や餓死を防ぐために十分であったかは不明です。
次期収獲のための種子、肥料の在庫水準が低く、また輸出価格も回復していないので、近い将来の見通しは暗いでしょう。
北アフリカ諸国もまた皐魅を経験しています。
比較的良好な経済にもかかわらず、穀物輸入が外貨準備を減らし、開発計画の進捗を阻害しています。
消費者物価で見た開発途上国の平均インフレ率は上昇を示していますが、中位数をみれば多くの国でインフレ率は1982年の水準から概して変化していないということを示しています。
従って、インフレが多くの国の国際収支問題の主要な原因ではありません。
東南アジアでは平均インフレ率の上昇はわずかで、主として通貨切り下げによる輸入品の割高感を反映したものです。