国際的な食糧問題 3
アフリカにおける平均価格インフレ上昇率の数値はこの大陸の状況を正確に反映しているものではないと考えられます。
中位数のほうが多くの国の現状を表わしているものと思われます。
しかし、食糧と輸入産品一般め深刻な不足が価格の上昇圧力となっています。
・・・いずれにしても、中南米諸国における急激なインフレ高進は記録的なものがあり、そのうち4力国のインフレ率は3桁に達しています。
また同諸国全体を通じてインフレが高進しました。
中南米諸国のインフレは従来より他の開発途上地域を上回っています。
1982年以来、特に1983年においてこの地域の平均インフレ率が急激に上昇したのはいくつかの理由によるものです。
外貨準備の不足に起因する大幅な通過切下げおよび国内部門より外国貿易部門に資源を急遠に移転させる必要性のために、物価は強い上昇圧力を受けました。
食糧やその他の社会サービスに対する補助金の停止および燃料・公益事業に関する価格政策の変更により、コスト圧力も強まりました。
更に需要サイドの要因もいくつかありました。
いくつかの国においては、景気停滞は公共部門の赤字を大幅に拡大させたのです。
これらの国では資本がよく発達しておらず、大幅な赤字は中央銀行からの借入れによってまかなわれました。
そのため、通貨量の増大が加速したのです。