接吻映画第一号は・・・
日本の接吻映画第一号は、昭和21年4月に封切られた大映映画『彼と彼女は行く』(なかなか意味シンな題名ですな)でした。
・・・たかがキスくらいで簡単にイッてしまわれては困るわけですが、当時は、これが大反響をよびました。
キスをした俳優は宇佐見淳と折原啓子(といっても、もはや知る人は少ないでしょう)。
ふたりともきつく口を閉じたまま、ただ不器用に唇を合わせただけでしたが・・・
それでも当時の観客には衝撃的なシーンだったらしく、
「ふたりは唇にセロファンをはさんでやったのだ」
・・・というウワサが、まことしやかに流れるほどでした。
今でいえば、前貼りをつけたかどうかが議論になるのと同じ感覚でしょう。
この映画の評判につられて、その後、続々、接吻映画なるものがスクリーンをにぎわせるようになるのですが・・・
目ざといジャーナリズムが、さっそくその是非を取り沙汰しました。